2008年6月10日火曜日

さよなら イヴ・サンローラン 


イヴ・サンローランが亡くなってからの1週間、ファッション界では偉大なるデザイナーとの別れを受け入れざる終えなかった。

  イヴ・サンローランの葬儀は6月5日(金)にパリ中心部にある、サン・ロッシュ教会で行われた。ヴィヴィアン・ウエストウッド、ジョン・ガリアーノ、ジャンポール・ゴルチエ、ソニア・リキエルやヴァレンチノ、ランヴァンのアルベール・エルバズなど多くのデザイナーが訪れた。

17歳でクリスチャン・ディオールの元に就き、21歳という若さでクリスチャン・ディオールの主任デザイナーとなり注目を浴びた若手デザイナー、その生活はとても華やかで、そして過酷でもあった。


サンローランは華麗で優美なドレスを生み出すマジシャンのような存在であり、ファッションの革命を起こし続けてきた。初期の彼の作品は「フレンチ・シック」を生み出し、フランスの上流階級に好まれ、サンローランはファッション界の頂点へと駆け上がった。そんな夢のキャリアとは裏腹に彼のプライベート生活は「孤独で憂鬱」。ピエール・ベルジェ との長い関係を絶った後、仕事一筋に生きてきた男であった。


葬儀でピエール・ベルジェ は最愛のイヴ・サンローランへの気持ちを述べた:

「 でも、私はちゃんとわかっているよ、何の借りが君にあるのか絶対に忘れない。そして 私にも逝く日がきたら、君と一緒にモロッコのやし木の下で眠るよ。」


“But I also know that I will never forget what I owe you, and that one day I will join you under the Moroccan palms.”


イヴ・サンローランに聞こえただろうか、彼の孤独感はきっと癒されただろう。。


メルローズの顔としてYSLをセレブに紹介し続けてきたセレクトストアMaxfieldも別れの意を示した。

イヴ・サンローランの追悼の映像
http://www.youtube.com/watch?v=FhXV_cdg4wg